Archives-7【楽器を運ぶ その1】ソフト&フライト対応ケース

【楽器を運ぶ時に必要なグッズ】ケース(カバータイプ/フライト対応ファイバーケース)

折り畳み収納が可能なカバータイプのソフトケース 2016/8/8掲載

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HONZAWA製ソフトケース(カバータイプ)

複数の不思議な形のキルティング。実はコレ、ヴィブラフォンのソフトケース。

長距離用のフライトケースはあるけれど、最近はめっきり出番が減った。一つには国内の高速道路が整備されて全国何処でも車に楽器を積んでの移動が容易くなった事。もう一つは全国各地のヴィブラフォン奏者や愛好者と繋がりが持てたのでリースする目処が立つ事。
そうなると日々の近距離移動のケースが必要なのだが、これまで見たソフトケースは造りが便利でも使用後の置き場や折り畳んだ形状に満足するものが無く、また、簡易的な詰め物でも楽器の積み込みに支障が無く、置き場にも困らないので気にしていなかったのだが、最近のゲリラ豪雨のような天候の急変で楽器を車から降ろせないケースが出てきた。そこで何か無いものかとネットを検索していたら、ヴィブラフォン奏者でありアレンジャーである本澤なおゆき氏が自作のソフトケースを作ったという記事を見つけた。
ヴァイブ奏者自身のハンドメイドだから無駄がないだろうなと察した。

実際、彼の仕様には無駄が一切無く、シンプルで必要最低限、かつ必要最大限の威力を発揮するのがわかった。

そこで無理を承知でお願いしたら、ナント、来月の「港南JAZZフェスティバル」で彼のアレンジした曲がアンコールのジュニア達との合同演奏に選ばれているじゃないか。

世の中偶然が重なるもんだ。
これも何かの縁だからと、早速オーダーして先日の「港南JAZZフェスティバル」のリハーサルの時に最後のチェックを受けて本日到着したところだ。

早速袖通しに。

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各パーツを格納すると・・・

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こんな感じに。

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全部で四つ。
これに鍵盤を入れたキャリーバックで全て。

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黒いボティーの部分に御注目。
中ほどにポケットのようなものがある。

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実はこの部分、こんな具合になっている。

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重いボディーを運ぶ時、僕は立てて持ち運ぶので楽器の脚の桁の部分を持ち手にする為の窓を作ってもらったのだ。

こんな感じ。

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で、こんな感じに。

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いいねぇ~、予想通りでピッタリ。
これだと狭いエレベータでも楽に積める。

本澤くん、ありがとう。

そして、何よりもこのソフトケースの優れている点は・・・・

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はい。
これは鍵盤用のキャリーケースですが、、、

中を開けると!

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これは鍵盤用の梱包材。
注目すべきは・・・・・

この鍵盤用のキャリーバックの中に・・・・

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ソフトケースが全て格納出来てしまうので邪魔にならない!!

本澤氏のブログを見て、これに感動したのでした。


本澤なおゆきブログ「the garden of studio cranberry」
http://studiocranberry.blog122.fc2.com/blog-category-11.html





【航空輸送例】いよいよ八丈島JAZZフェスティバル。いざ出陣! 2018/8/17掲載

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航空輸送対応フライト用軽量ファイパーケース

明日より八丈島JAZZフェスティバル。楽しみ。しかし今回の最大の課題は楽器搬送。

空輸のみの手段の為、久しぶりにフライトケースの登場。Musserのハイブリッド・ヴィブラフォンの搬送は初めて。アメリカから持って帰った純正Musser Pro Vibesのファイバーケースに無事に格納出来るのか? というところからすでに1ヶ月チェックを済ませていざ本番。

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分解を始めて最初の難関はアジャスター対応のペダルの分解にあった。
中心のピンは上のキャップを取れば簡単に抜けるだろう・・・そう思っていたが、ネジが複雑で硬く締まっていて回らない。。。

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四苦八苦していると横から突如怪力の持ち主が登場し、ウーン! と一捻りで見事に分解。敏腕ジョーヤちゃんには本日より敏腕怪力の称号を授与。頼もしい相方。これで三日間は大丈夫(笑)。

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さて、リビングで待つフライトケース(ファイバー)に本体を・・・見事ピッタシ。
鍵盤を装着して蓋をして一丁上がり。

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今度は共鳴管をHONZAWA製ソフトカバーに包んだまま入れてみる。っお、ピッタシ!
派生音側が入ったら中敷居を入れて基音側も同様にソフトカバーに包めて格納。その横にペダルの心棒と分解したペダルパーツの袋を入れて蓋をして完了。

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明日は空港のパーキング予約が満車で出来ず途方に暮れていたところにshushuがレッスンの後に車に積んで持って帰って、朝、空港まで届けてくれる、と。女神様よ、ちょっと腰痛持ってるけど。ありがたい。
これで明日のフライトに向けた準備は身の回りのものだけとなった。

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皆に感謝しながら、八丈島へと向かうのでありました。